2025年4月期 通期決算説明会資料

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名: 株式会社 伊藤園
    • 主要事業分野: 飲料事業 (特に茶系飲料、コーヒー、野菜・果汁飲料など)、茶葉関連事業
  • 説明会情報
  • 説明者
  • 報告期間
    • 対象会計期間: 2024年5月1日~2025年4月30日
  • セグメント
    • 国内グループ: 伊藤園単独および国内関連会社(タリーズ、チチヤスなど)を含む国内事業。
    • 海外グループ: 海外での飲料・茶関連事業(米国事業、茶関連事業会社など)。

業績サマリー

  • 主要指標 (2025年4月期 実績) (P6)
    • 連結
    • 売上高: 472,716百万円 (前年同期比 +4.1%)
    • 売上総利益: 179,638百万円 (前年同期比 +1.5%)
    • 営業利益: 22,969百万円 (前年同期比 -8.2%)
    • 経常利益: 22,973百万円 (前年同期比 -13.9%)
    • 当期純利益: 14,156百万円 (前年同期比 -9.5%)
    • 単独
    • 売上高: 334,800百万円 (前年同期比 +1.7%)
    • 売上総利益: 114,477百万円 (前年同期比 -5.4%)
    • 営業利益: 14,902百万円 (前年同期比 -20.8%)
    • 経常利益: 16,489百万円 (前年同期比 -23.3%)
  • 進捗状況 (P26-27)
    • 中期経営計画1年目として、国内既存事業の盤石化と「お〜いお茶」のグローバルブランド化を推進。
    • 国内販売において「お〜いお茶」が緑茶飲料国内販売金額シェアNo.1を維持。
    • 海外販売数量(「お〜いお茶」ドリンク)は対前年+10%伸長。
    • 「お〜いお茶」展開国は47の国・地域に拡大。
  • セグメント別状況 (2025年4月期 実績) (P6)
    • 国内グループ
    • 売上高: 121,227百万円 (前年同期比 +16.4%)
    • 営業利益: 5,266百万円 (前年同期比 +2.5%)
    • タリーズコーヒー
    • 売上高: 43,784百万円 (前年同期比 +8.5%)
    • 営業利益: 3,518百万円 (前年同期比 +8.7%)
    • チチヤス
    • 売上高: 12,885百万円 (前年同期比 +1.6%)
    • 営業利益: 1,230百万円 (前年同期比 +0.2%)
    • 海外グループ
    • 売上高: 58,766百万円 (前年同期比 +10.5%)
    • 営業利益: 3,007百万円 (前年同期比 +67.9%)
    • 米国事業
    • 売上高: 340,106千ドル (前年同期比 +6.8%)
    • 営業利益: 10,999千ドル (前年同期比 +308.6%)
    • 茶関連事業会社
    • 売上高: 129,956千ドル (前年同期比 +6.5%)
    • 営業利益: 14,523千ドル (前年同期比 +16.3%)

業績の背景分析

  • 業績概要 (P4-5, P7)
    • 2024年の国内飲料市場は前年比+2.1%で伸長し、2025年の見通しは+3.1%。
    • 無糖飲料の構成比は伸長を続け、国内飲料市場の50%以上が無糖飲料。2025年4月期 伊藤園(単独)の無糖飲料比率は75%以上。
    • 緑茶飲料市場は過去最高を更新し、今後も拡大の見通し。
    • 伊藤園単独の飲料(ドリンク)販売数量は前年同期比+1%増。
    • 連結営業利益は前年同期比で減益。
  • 増減要因 (P7)
    • 連結営業利益の増減要因:
    • 売上増加による影響: +21億円
    • 容器構成・製品構成などの変化による影響: -22億円
    • 原料・資材等の高騰による影響: -63億円
    • その他管理費(分社化による影響など): +25億円
    • タリーズコーヒー ジャパン: +2億円
    • その他国内グループ: -1億円
    • 海外グループ: +12億円
    • 連結消去: +5億円
  • 競争環境 (P11)
    • 2024年緑茶飲料市場において、伊藤園は販売金額シェア36%で業界を牽引。
    • 「濃い茶」は機能性表示食品飲料で売上本数No.1を達成。
    • 「健康ミネラルむぎ茶」はRTD麦茶ブランドでNo.1の実績。
  • リスク要因 (P5, P6, P8)
    • 国内飲料市場のトピックスとして、断続的な価格改定、稼働日数の少なさ、大型ペットボトルの価格改定影響、残暑による秋冬商材の需要低迷、寒波による止渇系製品の苦戦などが挙げられた。
    • 為替レートの変動(期中平均: 2024年4月期146.27円/米ドル → 2025年4月期151.85円/米ドル → 2026年4月期計画150.00円/米ドル)は海外事業の収益に影響を与える可能性がある。

戦略と施策

  • 現在の戦略 (P23)
    • 長期ビジョン「世界のティーカンパニー」の実現に向け、「健康創造企業」としてユニーク、価値創造、グローバルをキーワードに事業を展開。
    • 中期経営計画(2025年4月期〜2029年4月期)は、第1ステージ「国内既存事業の盤石化」、第2ステージ「『お〜いお茶』のグローバル化加速」、第3ステージ「新たな茶市場創造」を掲げている。
  • 進行中の施策 (P12-22, P26-28)
    • 「お〜いお茶」ブランド強化 (P12-13, P27):
    • 大谷翔平選手を起用したプロモーション(ボトル発売、TVCM、キャンペーンなど)を実施し、販売数量とマインドシェアが伸長。
    • 新ジャンルの日本茶「お〜いお茶 PURE」シリーズを発売し、若年層への拡大を図る。
    • 2025年産新茶入り製品、COLD BREW LEMON GREEN、新大谷翔平ボトルを発売。
    • 海外では47の国・地域で展開し、グローバルブランド化を加速。特に北米・アジアでの販売好調、欧州での製品展開を強化。
    • 機能性表示食品の強化 (P14):
    • 「濃い茶」シリーズが年間販売数量過去最高を更新。
    • 「ゴールド・ティードリップ抽出」専用一番茶を使用し、高品質訴求を強化。
    • ハトムギ茶、抹茶、麦茶、ほうじ茶など、健康に貢献する茶系ラインアップを展開。
    • 抹茶市場の拡大 (P15):
    • 抹茶輸出額が急拡大。高価格帯から手頃な価格帯まで製品ラインアップを拡充。
    • タリーズコーヒーでの「抹茶リスタ®」、THE MATCHA TOKYOなどのグループ連携で販売を強化。
    • 安定供給体制と品質管理(生産能力向上、製造過程管理)を推進。
    • 野菜・果汁事業の強化 (P18):
    • 「トマト」飲料製品の拡充、健康・美容価値を訴求。
    • 「充実野菜」シリーズで人参ジュース市場を創造(伊藤園独自の人参「朱衣」等)。
    • JA全農との「ニッポンエールプロジェクト」やチチヤスとの協業を展開。
    • タリーズコーヒー事業の強化 (P19-20):
    • 年間累計販売数量が過去最高を更新。
    • キリマンジャロラインアップを充実させ、お客様満足度を追求。
    • 新カテゴリー「FIZZPRESSO」を投入。
    • 店舗数を1,000店に向けて着実に増加。多様な出店スタイルと強い商品開発を推進。
    • 新カテゴリーの創造 (P21):
    • チチヤスとのシナジーを活かした乳製品(ヨーグルチェ、牛乳と混ぜる飲料)を展開。
    • 新感覚の烏龍茶「飲むスイーツ」シリーズ(杏仁烏龍、苺豆花烏龍、芒果烏龍など)でSNS展開。
    • ユニークな炭酸飲料(リカリーブーストスパークリング、喫茶店の濃厚キャラメルクリームソーダ)を投入。
    • 茶の健康性研究・発信 (P22):
    • 京都大学iPS細胞研究所との産学共同研究、TAKANAWA GATEWAY CITYでの睡眠・メンタルヘルスに関する共同研究を開始。
    • 研究成果の社会実装、啓発・習慣化活動を推進。
    • サステナビリティ経営の推進 (P24):
    • 7つのマテリアリティ(心身の健康、食生活、社会の健康、地球環境の健康、人権の尊重、多様な人財と全員活躍、グループガバナンス)を通して社会課題解決と経営基盤強化を目指す。
    • 茶産地育成事業の推進 (P28):
    • 日本の荒茶生産量の約1/4を取り扱い、契約栽培や新産地事業を通じて茶農家の就労人口増加と安定経営に貢献。
    • 農業のDX化を推進し、営農支援ツール「アグリノート」や農薬適否判定システムを導入。
  • セグメント別施策: 上記の各飲料カテゴリーや事業会社ごとの戦略・施策に内包される。

将来予測と見通し

  • 業績予想 (2026年4月期 計画) (P8)
    • 連結
    • 売上高: 490,000百万円 (前年同期比 +3.7%)
    • 売上総利益: 187,800百万円 (前年同期比 +4.5%)
    • 営業利益: 25,500百万円 (前年同期比 +11.0%)
    • 経常利益: 25,700百万円 (前年同期比 +11.9%)
    • 当期純利益: 16,000百万円 (前年同期比 +13.0%)
    • 単独
    • 売上高: 342,400百万円 (前年同期比 +2.3%)
    • 売上総利益: 118,580百万円 (前年同期比 +3.6%)
    • 営業利益: 17,000百万円 (前年同期比 +14.1%)
    • 経常利益: 19,350百万円 (前年同期比 +17.3%)
  • 中長期計画 (P23)
    • 長期ビジョン「世界のティーカンパニー」の実現に向けて、中期経営計画(2025年4月期〜2029年4月期)では、主力の茶事業でグローバル化の基盤を構築し、最終的に100ヵ国以上での販売を目指す。
    • 2026年4月期は中期経営計画の2年目として、国内盤石化、グローバル化の更なる加速を重点目標とする。
  • マクロ経済の影響 (P4, P8)
    • 国内飲料市場は2025年(1月~12月)に前年比+3.1%の伸長を見込んでいる。
    • 為替レートの前提は1ドル150.00円。
    • 原料・資材等の高騰は続くが、収益改善と利益率向上を目指す。

配当と株主還元

  • 配当方針 (P26)
    • 増配と自社株買いにより、株主還元を実施する方針。
  • 配当実績 (P26)
    • 2025年4月期の実績として、普通株式・優先株式ともに年間配当が対前年+2円。
    • 総還元性向は144%。

製品やサービス

  • 製品 (P11-21)
    • 主要製品: 「お〜いお茶」(レギュラー、機能性表示食品「濃い茶」、PURE、ホット、冷凍)、抹茶、むぎ茶(健康ミネラルむぎ茶)、黒豆茶、ジャスミン茶、トマト飲料(理想のトマト、1日分の野菜など)、人参ジュース(理想のにんじん)、チチヤスヨーグルチェ、炭酸飲料(FIZZPRESSO、リカリーブーストスパークリング、喫茶店の濃厚キャラメルクリームソーダ)、飲むスイーツシリーズ(杏仁烏龍など)。
    • 新製品: 「お〜いお茶 PURE」シリーズ、「お〜いお茶 COLD BREW LEMON GREEN」、大谷翔平ボトル、新感覚トマト果汁入り飲料(レッドレモネード)、チチヤス×伊藤園の乳製品。
  • サービス (P19-20)
    • タリーズコーヒー店舗展開(国内818店舗、2025年4月末時点)。
    • コンセプト店「&TEA 虎ノ門ヒルズ店」など多様な店舗スタイル。
    • タリーズコーヒーのドリンク(スワークル®など)、フード(スイーツ類)。
  • 協業・提携 (P12, P18, P22)
    • 大谷翔平選手、MLB、ドジャースとの協業。
    • JA全農との「ニッポンエールプロジェクト」。
    • チチヤスとの協業による製品開発。
    • 京都大学iPS細胞研究所、株式会社ACCEL Starsとの産学連携研究。

重要な注記

  • リスク要因 (P5)
    • 国内飲料市場における価格改定、天候条件(残暑、暖冬、降雨)、稼働日数、容器構成(大型容器の不振など)の変化が販売数量や需要に影響を与える可能性がある。
  • その他 (P31)
    • 本資料は、伊藤園の理解を深めるためのものであり、投資を推奨するものではない。
    • 記載されている市場データ等は信頼できると判断した情報に基づき作成されているが、将来の予測のみならず過去の部分も含めて、見直し等により予告なしに変更される場合がある。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2593
企業名 伊藤園
URL http://www.itoen.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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