2025年3月期 決算説明会資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: パンチ工業株式会社
- 主要事業分野: 金型部品の製造・販売
- 代表者名: 森久保 哲司 (代表取締役社長執行役員 最高経営責任者<CEO>、グループ経営統括)
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月23日
- 参加対象: 個人投資家向け
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2025年3月期
- セグメント:
- 日本: 金型部品製造・販売(含む医療関連、電子部品・半導体関連など)
- 中国: 金型部品製造・販売(自動車関連が中心)
- 東南アジア: 金型部品製造・販売(インド、ベトナム、マレーシアが好調、シンガポールが不調)
- 欧米他: 金型部品製造・販売(欧州好調、米州堅調)
業績サマリー
- 主要指標:
- 営業収益 (売上高): 40,822百万円 (前期比106.5%、2,477百万円増)
- 営業利益: 1,685百万円 (前期比135.9%、444百万円増)
- 経常利益: 1,613百万円 (前期比113.5%、191百万円増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 868百万円 (前期は純損失577百万円)
- セグメント別状況:
- 日本: 売上高116億円 (前期比93.4%)。医療関連は好調だが、電子部品・半導体関連の落ち込みが大きい。
- 中国: 売上高233億円 (前期比114.4%)。自動車関連の復調により増収。
- 東南アジア: 売上高19億円 (前期比102.6%)。インド、ベトナム、マレーシアは好調だが、シンガポールが不調。
- 欧米他: 売上高38億円 (前期比108.8%)。欧州が好調に推移、米州は堅調。
- 業種別売上高 (2025年3月期):
- 自動車: 171.94億円 (構成比 42.1%) – 中国での増収が影響大、日本では停滞継続。
- 電子部品・半導体: 69.90億円 (構成比 17.1%) – スマホ向け市場の停滞、足元はやや復調気配。
- 家電・精密機器: 38.36億円 (構成比 9.4%) – 市場が低迷。
- その他 (食品関連・医療関連含む): 128.00億円 (構成比 31.4%) – 食品関連および医療関連は堅調。
業績の背景分析
- 業績概要:
- 連結売上高は前期比106.5%の408億円となり増収増益を達成。日本市況が停滞する一方で、中国の景況感回復傾向が寄与。
- 営業利益は前期比135.9%の1,685百万円、経常利益は前期比113.5%の1,613百万円、親会社株主帰属当期純利益は868百万円(前期は純損失)。
- 当期純利益計上等により、ネット資金は期首から1,083百万円増加し、3,393百万円。
- 増減要因:
- 売上増要因: 中国の景況感回復傾向。
- 売上減要因: 日本における受注減少傾向の継続。
- 原価率改善要因: 経営合理化による改善効果。
- 原価率悪化要因: 日本での受注回復遅れ、外注費高騰。
- 販管費増要因: 増収に伴う物流費や業務委託料等の増加。
- 販管費減要因: 経営合理化による改善効果。
- 競争環境:
- 金型部品業界において、特注品で世界1位、カタログ品で世界2位のシェアを自社推計として提示。
- 日本での主な競合先は大手総合機械商社、地場金型加工メーカー。
- 中国での主な競合先は中華系機械商社、中華系機械メーカー。
- リスク要因:
- 為替変動リスク (2025年3月期実績: 1人民元=21.03円/1USドル=151.44円)。
- 特定市場(日本での電子部品・半導体関連、シンガポール)の低迷。
- 中国における価格競争の継続。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 資本コストや株価を意識した経営を推進。ROE、ROICの改善、企業価値向上の取り組み。
- PBR1倍以上を目標とした企業価値向上に向け、ROIC経営、ROE向上、財務レバレッジ適正化、成長期待の醸成、IR/SR強化に取り組む方針。
- 進行中の施策:
- ROIC経営: 原価低減・収益構造改革による稼ぐ力の強化、投資効果のモニタリング強化。
- ROE向上・財務レバレッジ適正化: 配当性向・DOEに基づく安定・継続配当、成長投資残余における自己株式取得。
- 成長期待の醸成: 長期ビジョン・中計による成長ストーリー提示、M&A等の具体的施策の確度向上。
- IR/SR強化: 取締役会の実効性向上等のガバナンス強化、2025年度中にIRサイト全面リニューアル。
- キャピタルアロケーションの基本方針:
- 企業価値向上に資する設備投資、M&A投資、研究開発投資、人的資本投資、サステナビリティ投資への資金充当を最優先。
- 株主還元方針に則り、安定的・継続的な配当を実施 (連結配当性向30%以上、かつ株主資本配当率(DOE)3%以上を指標)。
- 必要投資・利益分配後の余剰資金は、自己株式取得等を通じて株主へ還元。
- 営業キャッシュフロー創出及び有利子負債等の活用による資金調達、適切な手許流動性確保と最適資本構成、財務健全性の維持。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2026年3月期連結予想):
- 売上高: 39,880百万円 (前期比97.7%、942百万円減)
- 営業利益: 1,150百万円 (前期比68.2%、535百万円減)
- 経常利益: 1,130百万円 (前期比70.0%、483百万円減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 180百万円 (前期比20.7%、688百万円減)
- 株主資本利益率(ROE): 1.1% (4.3pt減)
- 投下資本利益率(ROIC): 4.0% (2.0pt減)
- 為替レート予想: 1人民元=19円50銭/1USドル=142円00銭
- 設備投資予想: 14億円
- 減価償却費予想: 11億円
- 中長期計画:
- 「バリュークリエーション2024 Revival」を推進中。
- ROE、ROICが目標を下回っており、資本収益性と株式市場での評価の両面で改善が必要。株主資本コスト(8~10%)、WACC(6~8%)。
- マクロ経済の影響:
- 売上減の主な要因: 日本の回復遅延継続、中国は現地通貨ベースでの増収予測があるものの邦貨換算で減収、米州の通商政策の影響による景気下振れ。
- 原価率上昇の主な要因: 中国における価格競争継続による原価率上昇、日本での受注回復遅延、外注費高騰。
- 販管費増の主な要因: 日本での営業活動量増に伴う旅費交通費増、営業人員増によるコスト先行、業務委託料の増加。
- 販管費減の主な要因: 中国での効率化による人件費の抑制。
配当と株主還元
- 配当方針:
- 安定的・継続的かつ連結業績への連動性を意識した利益配分。
- 連結配当性向30%以上、かつ株主資本配当率(DOE)3%以上を指標とする。
- 財政状態や資金需要等を総合的に勘案して決定。
- 配当実績 (2026年3月期配当予想):
- 年間18円12銭 (中間9円06銭 + 期末9円06銭) を予定。
製品やサービス
- 製品:
- プラスチック金型部品 (エジェクタピン、コアピン): スマートフォンやデジタルカメラの外装など、プラスチック製品の製造に用いられる金型を構成する部品。
- プレス金型部品 (パンチ、ホルダーガイドポスト関連): プレス機に装着し、金属板の穴あけや形状転写に用いられる金型を構成する部品。
- サービス: 金型を構成するために必要な、多種多様な精密金型部品の製造・販売。
- 協業・提携: 2024年にミスミグループとの資本業務提携契約を締結。
重要な注記
- リスク要因: 将来予想に関する記述は目標や予測に基づいており、確約や保証を与えるものではない。将来の業績が異なる結果になる可能性がある。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6165 |
企業名 | パンチ工業 |
URL | http://www.punch.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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