2025年9月期第2四半期決算説明会資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社メディネット
- 主要事業分野: 再生医療等製品の製造・販売、細胞加工業、再生医療関連サービス
- 代表者名: 不明
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月29日 (木)
- 参加対象: 個人投資家
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2025年9月期 第2四半期 (2024年10月1日~2025年3月31日)
- セグメント:
- 細胞加工業: 医療機関で採取された患者の細胞を使い、再生・細胞医療に用いる治療用の細胞を製造、または治験製品および承認取得後の製品の製造を受託する事業、また細胞加工関連プロセスから派生する技術・ノウハウなどを提供する事業。
- 再生医療等製品事業: 再生医療等製品の研究開発、製品開発を行う事業。製薬企業へライセンスアウトを行った場合、開発ステージに応じた対価を受領し、製造販売承認取得後は売上高に応じたロイヤリティを受領。
業績サマリー
- 主要指標:
- 営業収益 (売上高): 404百万円 (前年同期比 101.3%)
- 営業利益: △755百万円 (前年同期 △658百万円)
- 経常利益: △710百万円 (前年同期 △632百万円)
- 純利益: △705百万円 (前年同期 △634百万円)
- セグメント別状況:
- 細胞加工業:
- 売上高: 404百万円
- 特定細胞加工物製造業: 免疫細胞は前年同期と同水準。S-DSC®は技術移転一時金がなかった一方、製造受託開始に伴う売上を計上。
- CDMO事業: 前年同期と同水準で推移。
- バリューチェーン事業: Medigen社からのロイヤリティ収入、医療機器販売等により増加。
- セグメント損失: △231百万円 (前年同期 △154百万円)
- 再生医療等製品事業:
- 売上高: 少額のライセンス収入のみ。
- セグメント損失: △216百万円 (前年同期 △219百万円)
業績の背景分析
- 業績概要:
- 売上高は前年同期比101.3%増の404百万円。資生堂からの製造受託開始やバリューチェーン事業の売上増加が寄与。
- 営業損失は原価率上昇、研究開発費増加、販売費及び一般管理費増加により、△755百万円に拡大。
- 経常損失は投資事業組合運用益、受取利息、貸倒引当金戻入額の影響により△710百万円。
- 増減要因:
- 売上高増: 資生堂からの製造受託、バリューチェーン事業の売上増加。
- 売上総利益減: 原材料費高騰、労務費増加、CDMO事業新規案件獲得に伴う受託体制整備費用などにより、売上総利益は58百万円(前年同期比75.2%)。
- 販売管理費増: 研究開発費は再生医療等製品開発、脂肪由来間葉系幹細胞(ASC)の受託開始に向けたセットアップ費用等により、104.8%増加。販売費はプロモーション活動強化等により126.6%増加。一般管理費は細胞加工に係る体制強化等により110.1%増加。
- リスク要因: 為替変動、規制変更、サプライチェーン問題、投資事業組合の運用状況、治験の成功可否。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 細胞加工業:
- 特定細胞加工物製造業では、新規契約医療機関の獲得(免疫細胞)、大学病院を含む医療機関3施設からの製造受託開始(S-DSC®)を推進。
- CDMO事業では、ヤンセンファーマからの治験製品の製造受託継続と市販製造受託に向けた体制整備、大学発ベンチャーとの技術移転契約締結・開始。
- 海外におけるアライアンス活動を推進 (中国、台湾、韓国、東南アジアを中心にインバウンド需要の取り込み、技術ライセンスアウト)。
- 再生医療等製品事業:
- 膝軟骨損傷治療用MDNT-01の開発を継続。米国での第Ⅲ相治験準備中。国内の第Ⅱ/Ⅲ相治験デザインについてPMDA対面助言を実施。
- HSP-105特異的TCR-T細胞について、非臨床POCデータの取得と実用化を目指す共同研究を推進。
- 糖鎖修飾改変Tリンパ球について、CAR-T、TCR-Tへの応用検討と技術導出の可能性を模索。
- 免疫細胞治療のエビデンス強化に向けた臨床研究を推進 (先制医療、ICI不応例への対応)。
- 高感度抗体検出技術MUSCAT-assayについて、ICI療法の効果予測やがんリスク検査への応用に関する共同研究契約を診断薬会社と締結。
- 進行中の施策:
- 細胞加工業における製造受託体制の整備、ASCの受託開始に向けたセットアップ、プロモーション活動の強化。
- 再生医療等製品の開発加速、新規開発候補品の早期獲得。
- セグメント別施策:
- 細胞加工業: CDMO事業の新規案件受託に伴う体制整備、ASCの受託開始に向けたセットアップ、製造受託促進のためのプロモーション活動強化。
- 再生医療等製品事業: 膝軟骨損傷治療用MDNT-01の米国治験開始、国内開発方針検討。各種研究開発案件の取り組み。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2025年9月期 通期予想):
- 売上高: 930百万円 (前年同期比 121.0%)
- 営業利益: △1,491百万円 (前年同期 △1,384百万円)
- 純利益: △1,489百万円 (前年同期 △1,276百万円)
- 中長期計画: 再生医療等製品の開発、CDMO事業の拡大、アライアンス活動の推進を通じた業績改善を目指す。
製品やサービス
- 製品:
- MDNT-01 (NeoCart®): 膝軟骨損傷治療に用いる自家細胞培養軟骨。膝軟骨に近い状態まで培養するため長期の臨床効果が期待され、移植時の縫合不要で手術も容易。
- HSP-105特異的TCR-T細胞: 大腸がん、食道がん、咽頭がん、膵がん、乳がん、メラノーマ等の固形がんに高発現するHSP-105に対するTCR-T細胞。
- サービス:
- 特定細胞加工物製造: 医療機関からの受託に基づき、治療用細胞を製造。
- CRO事業: 再生医療等製品の治験製品製造受託、承認取得後製品の製造受託。
- バリューチェーン事業: 細胞加工関連プロセスから派生する技術・ノウハウ提供、施設運営管理、再生医療関連サービス。
- 協業・提携:
- 資生堂: S-DSC®に関する技術提供と製造受託。
- Ocugen社: MDNT-01の米国における開発。
- 国立がん研究センター: HSP-105特異的TCR-T細胞の共同研究。
- 滉志会瀬田クリニック東京: 免疫細胞治療のエビデンスに関する共同研究。
- 岡山大学: 高感度抗体検出技術MUSCAT-assayの共同研究。
- セルアクシア: 三次元骨様組織の共同開発。
- AGC: 細胞治療薬CDMO事業における戦略的パートナーシップ契約、培養技術者の人的協業。
重要な注記
- リスク要因: 投資者への情報提供資料であり、投資勧誘を目的とするものではない。将来の事業計画や見通しは、現時点の判断に基づき、リスクや不確実性を含むため、これらのみに全面的に依拠しないよう注意を促している。
- その他: 「YOKOHAMA宣言2025」において、再生医療を「検証型診療」と「無検証診療」の2つのカテゴリーに分類し、再生医療の適切な理解促進と、透明性確保、患者保護、科学的整合性を担保するための指針策定に取り組む方針を表明。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 2370 |
企業名 | メディネット |
URL | http://www.medinet-inc.co.jp/ |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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