2024年12月期 決算説明資料

基本情報

  • 企業名: 大倉工業株式会社 (Okura Industrial Co.,Ltd.)
  • 証券コード: 4221
  • セグメント:
    • 合成樹脂事業: 各種ポリエチレン製品及びポリプロピレン製品の製造販売
    • 新規材料事業: 光学機能性フィルム等の製造販売
    • 建材事業: パーティクルボード、加工ボード及び加工合板等の製造販売

業績サマリー

  • 主要指標:
    • 連結売上高: 811.9億円 (前年比 +3.0%)
    • 連結営業利益: 45.6億円 (前年比 △7.9%)
    • 経常利益: 51.1億円 (前年比 △5.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 43.5億円 (前年比 +1.0%)
    • 1株当たり配当金: 160円 (前年比 +50円)
  • 進捗状況: 2024年中計では、売上高811億円(期中計画840億円)に対し未達、営業利益45億円(期中計画62億円)に対し未達。調整後ROE 5.6%(期中計画8.0%)。
  • セグメント別状況:
    • 合成樹脂事業: 売上高518.6億円、営業利益44.5億円。環境対応アイテムが堅調、光学・半導体用途が好調。
    • 新規材料事業: 売上高146.1億円、営業利益12.4億円。自動車用途の機能材料は低調。
    • 建材事業: 売上高128.5億円、営業利益9.4億円。パーティクルボードは堅調、プレカット事業は苦戦。
    • その他関連事業: 売上高18.6億円、営業利益4.9億円。ホテル事業は回復、情報処理事業は増加。

業績の背景分析

  • 業績概要: 構造改革により収益力強化が進んだものの、販売数量の減少が影響し、業績計画未達。
  • 増減要因:
    • 売上高: 物価上昇に伴う消費者の節約志向により、生活用品の需要減少が続き、販売数量が減少。
    • 営業利益: 原材料費や電力料金、物流費等のコスト上昇があったものの、製品価格転嫁の継続と高付加価値製品の伸長が奏功。一方で、新工場稼働による機会損失と費用増加により収益が悪化。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 中期経営計画(2027)では、「事業領域拡大」を掲げ、成長戦略の遂行、事業領域拡大に向けた海外事業の推進、研究開発機能の強化による新製品の創出を基本方針とする。
  • 進行中の施策:
    • 事業ポートフォリオの高度化: 既存事業の質的向上、戦略・成長投資の拡大、サステナビリティ・ESG推進。
    • 設備投資: 四国地域材を活用した木質構造材料事業、環境エネルギー関連事業、モビリティ部材関連事業、コンバーティング事業等へ投資。
    • 海外事業: 情報電子・プロセス機能材料を中心に海外向け売上を拡大。ベトナム拠点のプレゼンス向上、労働集約型事業の移管検討。
    • 研究開発: 環境・エネルギー分野及び情報電子分野を中心に投資を強化。R&Dセンター、合成樹脂事業部商品開発部を統合。「集まる・開かれた」R&Dセンターへの変革。
  • セグメント別施策:
    • 合成樹脂事業: ライフ&パッケージBUは詰替え用パウチの拡販、機能性パウチの新規取組み。プロセスマテリアルBUは光学用プロテクトフィルムの拡販。
    • 新規材料事業: 光学材料BUはG2ラインの安定稼働と品質信頼性確立。オークラベトナムは営業ライセンス取得。
    • 建材事業: 木質パネルBUはパーティクルボード事業の改善、ダイニングキッチン、洗面用途の加工ボード拡販。木構造BUは木質構造材料事業の立上げ、工務店支援機能拡充。
    • その他関連事業: オークラホテルはインバウンド客中心の集客力強化。オークラ情報システムは一包化鑑査レンジを軸とした調剤薬局業務効率化。

将来予測と見通し

  • 業績予想 (2025年12月期):
    • 連結売上高: 850.0億円 (前年比 +4.7%)
    • 連結営業利益: 53.0億円 (前年比 +16.1%)
    • 経常利益: 56.0億円 (前年比 +9.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 44.0億円 (前年比 +0.9%)
    • 1株当たり配当金: 195円 (普通配当:170円、特別配当:25円)
  • 中長期計画:
    • 中期経営計画(2027): 売上高930億円、営業利益70億円、調整後ROE7.5%を目指す。
    • Next10 (2030): 売上高1,200億円、営業利益100億円を目指す。
  • マクロ経済の影響:
    • 市場動向: 大型ディスプレイ市場は面積需給が前年比約9%増、偏光板需要は前年比約5%増。自動車生産台数は堅調。個人消費は節約志向が継続。住宅市場は新設住宅着工戸数が前年並み。

配当と株主還元

  • 配当方針: 継続的かつ安定的な配当を目指す。DOE (連結自己資本配当率) 指標を導入。2025年度は配当性向51.5%、総還元性向77.6%の見込み。
  • 配当実績 (2024年): 1株当たり年間160円 (中間配当:55円、期末配当:105円)。
  • 特別配当: 2027年中間配当まで継続実施。

製品やサービス

  • 合成樹脂事業:
    • ライフ&パッケージBU: 中間物流用包装、食品包装
    • シュリンクフィルム: 乳酸菌飲料集積用、カップ麺、酒パック、食品トレイ包装用
    • 軟包材: 食品、洗剤、柔軟剤、シャンプー、ペットフード、お菓子等
    • リキッドパック: ミネラルウォーター、油脂加工製品、調味液、液体肥料、液体洗剤、接着剤
    • プロセスマテリアルBU: 液晶パネル用位相差フィルム、自動車部材
    • ベーシックマテリアルBU: 規格袋、ごみ袋、包装/梱包荷材、医薬・洗剤・化粧品、印刷出版物
    • アグリマテリアルBU: 農業用フィルム、肥料の保存
  • 新規材料事業:
    • 機能材料BU:
      • TPEチーム: ウレタンやフッ素系フィルムを医療分野や自動車部品メーカー等へ提供
      • BLTチーム: プリンター等に必要な電子機能を持つベルトやチューブ
      • ADHチーム: 無溶剤型アクリル接着剤
    • 電子材料BU/光学材料BU: 液晶ディスプレイ、タッチパネル、液晶プロジェクター等向け光学機能性フィルム
  • 建材事業:
    • 木質パネルBU: パーティクルボード、環境貢献型枠(木守®)
    • 木構造BU: 省施工構造断熱パネル、建築・土地造成、木材加工
  • その他関連事業:
    • ホテル事業: オークラホテル丸亀
    • 情報処理事業: ソフトウェア開発、コンピュータシステム運用・保守、パッケージソフト製造・販売、コンピュータ機器販売

重要な注記

  • 強み: さまざまな分野・業界への製品対応力、材料設計開発、加工技術。
  • 開発の方向性: 注力領域は「環境・エネルギー」「ライフサイエンス」「情報通信」。これらを横断する「モビリティ領域」を注視。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4221
企業名 大倉工業
URL http://www.okr-ind.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

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