2025年3月期 中間期決算短信補足資料

基本情報

  • 企業名: 株式会社ニッスイ
  • 主要事業分野: 水産事業、食品事業、ファインケミカル事業、物流事業
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024/11/6
    • 対象会計期間: 2025年3月期 中間期
  • セグメント:
    • 水産事業: 漁業、養殖、加工・商事
    • 食品事業: 加工、チルド
    • (その他、全社経費、連結調整あり)
  • 今後の予定:
財務諸表(連結損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書)
  • 損益計算書(前期比・単位:億円):
    • 売上高: 4,071 (2024/3期中間期) → 4,406 (2025/3期中間期) 増減: 335
    • 営業利益: 162 → 172 増減: 10
    • 経常利益: 170 → 169 増減: ▲0
    • 中間純利益: 116 → 104 増減: ▲11
    • 親会社株主に帰属する中間純利益: 116 → 104 増減: ▲11
    • 主な増減要因:
      • 売上高増: 為替影響、国内チルド新規連結効果
      • 営業利益増: 好調な食品が水産をカバー
      • 中間純利益減: 有価証券売却のタイミング
  • 貸借対照表(前期末比・単位:億円):
    • 総資産: 6,363 (前期末) → 増加 (+299)
    • 増加要因: 運転資本と欧米の工場投資
    • 流動資産: 3,416 (+164)
    • 固定資産: 2,946 (+134)
    • 負債:
      • 流動負債: 2,361 (+233)
      • 固定負債: 1,208 (+153)
    • 純資産: 2,793 (+220)
    • 自己資本比率: 41.1% (24/3) → 42.5% (24/9) 上昇
  • キャッシュフロー(前期比・単位:億円):
    • 営業活動によるCF: 171 (2024/3期第2四半期) → 134 (2025/3期第2四半期) 減少 (▲37)
    • 減少要因: 法人税等の支払額増加
    • 投資活動によるCF: 190 → 163 減少 (▲27)
    • 財務活動によるCF: 4 → 23 増加 (18)
    • 現金及び現金同等物の期末残高: 141 → 200
収益性
  • 売上高: 4,071億円 → 4,406億円 (8.2%増)
  • 営業利益: 162億円 → 172億円 (6.1%増)
  • 経常利益: 170億円 → 169億円 (▲0.2%減)
  • 親会社株主に帰属する中間純利益: 116億円 → 104億円 (▲10.2%減)
財務安全性
  • 自己資本比率: 41.1% → 42.5%
効率性
  • 売上高営業利益率:
    • 2024年3月期中間期: 4.0% (162 / 4,071)
    • 2025年3月期中間期: 3.9% (172 / 4,406)
セグメント別
  • 売上高(単位:億円):
    • 水産事業: 1,632 → 1,755 (+123, +7.6%)
    • 食品事業: 2,191 → 2,398 (+207, +9.5%)
    • ファインケミカル事業: 79 → 72 (▲6, ▲8.0%)
    • 物流事業: 77 → 82 (+4, +5.8%)
    • その他: 90 → 96 (+6, +7.1%)
  • 営業利益(単位:億円):
    • 水産事業: 55 → 35 (▲20, ▲36.3%)
    • 食品事業: 141 → 163 (+21, +15.3%)
    • ファインケミカル事業: 0 → 1 (+1, -)
    • 物流事業: 8 → 13 (+4, +47.9%)
    • その他: 3 → 6 (+2, +69.2%)
    • 全社経費: ▲46 → ▲46 (0, ▲0.1%)
財務の解説
  • 売上高は、食品事業が堅調であり、為替の影響もあり増収となった。
  • 営業利益は、好調な食品事業が水産事業の減益をカバーし、過去最高益を更新した。
  • 純利益は、有価証券売却のタイミングにより減益となった。
  • 計画に対して順調に進捗しているが、政治動向による為替変動など、今後の事業環境を見極める。

配当

  • 中間配当実績:
    • 2023年度: 8.0円
    • 2024年度: 10.0円
    • 2025年度中間配当予想: 12.0円 (2円増配)
  • 期末配当実績:
    • 2023年度: 14.0円

セグメント別情報

  • 各事業セグメントの状況:
    • 水産事業: 漁業・養殖は不調、北米加工の低迷が続く一方、国内での鮭鱒などの販売は好調。
      • 漁業: 時化による漁獲減、飼料コスト上昇、まぐろ単価低迷で減益。
      • 養殖: 飼料価格上昇、生簀繰りの影響による生存率低下、製品構成による単価下落で減益。
      • 加工・商事: 国内の鮭鱒販売好調、欧米・日系商事も販売好調で増益。北米加工はすけそうだらのすりみ・フィレの価格低迷、人件費増が影響。
    • 食品事業: 海外での販売拡大、白身魚原料の低位安定、国内チルドの好調により増収増益。
      • 加工: 海外販売拡大・原料価格低下で増益。国内は原料価格や円安、物流費上昇で減益eae。
      • チルド: CVS施策好調、新規連結効果で増益。
    • ファインケミカル事業: 通信販売の販売苦戦も、前年の医薬原料増産による原価低減効果があり増益。
    • 物流事業: 新物流センター開業による取扱量増加、価格改定効果により増収増益。
  • セグメント戦略:
    • 水産事業(日本): 養殖オペレーション改善・高付加価値化、在庫マネジメント強化。需要期に販売最大化、短期養殖本マグロ販売拡大、加工・商事での高付加価値品展開。
    • 水産事業(海外):
      • 欧州: 鮮魚加工ビジネスを活用した事業拡大。
      • 南米: 魚病リスク低減、養殖成績向上、高付加価値品販売拡大。
      • 北米: すけそうだら資源獲得強化、フィレ生産比率向上、コスト抑制。
    • 食品事業: 販売数量の底上げ、環境変化への対応。
      • 国内: 即食/簡便需要、健康志向商品(速筋タンパク等)の展開強化。不採算アイテムの削減。
      • 海外:
        • 北米: 家庭用エビ商品・健康志向商品、EC・会員制店舗向け商品拡充。業務用白身魚商品、米系レストラン向けシューマイ販売拡大。
        • 欧州: フランス周辺国へのチルド白身魚フライ、タパスカテゴリー強化。イギリスでのシェア拡大。
    • ファインケミカル事業: 欧州向け医薬品原料の販売実現に向けた体制整備。
      • 医薬原料: 欧州医薬品庁への申請承認を受けた「ジェネリックなし」の販売に目途、「ジェネリックあり」も展開。日本でのEPA新剤型需要拡大、米国の出荷再開待機、アジア市場への取り組み継続。
      • 機能性原料: EPA/DHA製品の海外展開検討。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: — (参考)「2030年目標『持続可能な調達比率100%』に向け、持続可能な水産物調達の体制を構築し、事業の更なる持続可能性向上を図る」 (サステナビリティの取り組みより)
  • 進捗状況:
    • 売上高(中間期)の計画比進捗率:
      • 水産事業: 50.0%
      • 食品事業: 51.0%
      • ファインケミカル事業: 44.2%
    • 営業利益(中間期)の計画比進捗率:
      • 水産事業: 24.3%
      • 食品事業: 64.0%
      • ファインケミカル事業: 35.2%

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: — (本資料からは直接読み取れません)
  • 市場動向:
    • 水産: 漁獲・養殖に影響を与える気候変動やコスト上昇。国内鮭鱒市場は好調。
    • 食品: 国内では即食・簡便需要、健康志向が高まる。海外ではEC・会員制店舗など新規チャネルの拡大。
    • ファインケミカル: 医薬品原料、健康機能性食品分野での需要。
    • サステナビリティ: 水産資源の持続可能な調達への関心が高まる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2025年3月期 通期業績予想(5月発表値):
      • 売上高: 8,750億円
      • 営業利益: 325億円
      • 経常利益: 350億円
      • 中間純利益: 240億円
    • 中間期実績との比較:
      • 売上高: 4,406億円 (計画比 50.4%)
      • 営業利益: 172億円 (計画比 53.2%)
      • 経常利益: 169億円 (計画比 48.5%)
      • 中間純利益: 104億円 (計画比 43.7%)
  • リスク要因:
    • 政治動向による為替変動
    • 気候変動、コスト上昇(飼料、物流費等)
    • 魚病リスク
    • 原料価格の変動

重要な注記

  • 会計方針: IFRS評価基準(生簀にいる出荷前の魚(在池魚)の想定利益)を使用。
  • その他:
    • 2024年度はコーポレートブランディングにおいて「黒瀬ぶり」を中心に発信。
    • サステナビリティへの取り組みとして、水産物の資源状態調査(第3回)を実施。2022年はグループ全体で取り扱った水産物の83%が管理の仕組みのある漁業から調達、75%が適切に維持・管理されている資源。

本資料は、株式会社ニッスイが発表した決算短信および関連資料に基づき、個人投資家の皆様に分かりやすく情報を提供することを目的として作成されたものであり、投資助言を目的としたものではありません。実際への投資判断に際しては、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1332
企業名 ニッスイ
URL https://www.nissui.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 食品 – 水産・農林業

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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