2025年12月期 第1四半期決算説明資料
株式会社網屋の2025年12月期第1四半期決算説明資料の概要を以下の通りまとめました。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社網屋 (証券コード 4258)
- 主要事業分野: AIとクラウドを駆使した国産セキュリティメーカーとして、サイバーセキュリティ製品の開発・販売・サービス提供を行っています。
- 説明会情報:
- 報告期間: 2025年12月期 第1四半期 (Q1)
- セグメント:
- データセキュリティ事業 (DS事業): ファイルデータに関わるセキュリティ製品・サービスを提供しています。主要製品は「ALog」。
- ネットワークセキュリティ事業 (NS事業): 通信インフラに関わるセキュリティ製品・サービスを提供しています。主要製品は「Network All Cloud. (Verona)」。
業績サマリー
- 主要指標 (2025年12月期 第1四半期):
- 営業収益: 1,389百万円 (前年同期比 +14.5%)
- 営業利益: 282百万円 (前年同期比 +24.5%)
- 経常利益: 278百万円 (前年同期比 +15.8%)
- 純利益: 199百万円 (前年同期比 +16.3%)
- 1株当たり利益 (EPS): — (通期予想は103.26円)
- 進捗状況 (2025年12月期 通期予想に対するQ1時点の進捗率):
- 売上高: 24.2%
- 営業利益: 47.1%
- 経常利益: 47.2%
- 純利益: 46.9%
- セグメント別状況 (2025年12月期 第1四半期):
- データセキュリティ事業:
- 売上高: 微増 (前年同期比 +2.6%)
- セグメント利益: 減少 (前年同期比 -16.1%)
- ARR (Q1 2025): 1,375百万円 (前年同期比 +58.0%)
- ネットワークセキュリティ事業:
- 売上高: 大幅増 (前年同期比 +23.8%)
- セグメント利益: 大幅増 (前年同期比 +51.6%)
- ARR (Q1 2025): 1,705百万円 (前年同期比 +18.8%)
- 全社ARR (Q1 2025): 3,080百万円 (前年同期比 +33.6%)
業績の背景分析
- 業績概要:
- サブスクリプションへの移行期であるにも関わらず、2025年12月期第1四半期は四半期として過去最高益を達成しました。
- 利益は通期予想の約半分に達し、営業利益率は20%を超えました。
- 増減要因:
- 売上・利益の増加: 好調な需要に支えられ、全社売上高は前年同期比+14.5%、営業利益は同+24.5%と伸長しました。
- コスト構造の変化: 販管費の増加は売上高の増加率(+14.5%)よりも低い(+7.1%)に抑制されました。これは、新製品リリースに伴う研究開発費の抑制と、大手代理店のOEM化による広告費をかけない販路体制の効率化が奏功したためです。
- 契約負債の急増: データセキュリティ事業のオールサブスク化により、契約負債が前年同期比約1.5倍(+46.8%)に増加しました。これは前受金が増加していることを示しています。
- 競争環境:
- 国の経済産業政策(セキュリティの産業振興)が追い風となり、国産の製品が公共、金融、製造業などの幅広い分野に浸透しています。
- NTTコミュニケーションズとの資本提携により、全国拠点へのサービス拡販を早期に実施しています。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 中期経営計画として「『セキュリティの自動化』を競争力に、営業利益目標300% (CAGR 25%)」を掲げています。
- 収益モデルを全面サブスクリプションモデルに転換することで、収益力を従来比10倍に向上させることを目指しています。
- 事業領域をサイバーセキュリティの包括事業者として拡大しています。
- 進行中の施策:
- 大手代理店(NTTコミュニケーションズ、NTTPCコミュニケーションズ、キヤノンマーケティングジャパンなど)との提携を強化し、販売を加速させています。
- データセキュリティ事業の主力製品「ALog」を2024年春からオールサブスクリプションモデルに移行しました。
- 次世代VPNであるSASE「Verona」の販売に注力し、国産No.1のSASEとしてのメインストリーム化を目指しています。
- セグメント別施策:
- データセキュリティ事業: 「ALog」のオールサブスク化により受注が好調に推移しています。NTTコミュニケーションズのサービススペックインは今年度末に予定されています。
- ネットワークセキュリティ事業: SASE「Verona」が好調で、大手販売店との提携や、大手眼鏡チェーン、葬儀場、介護施設、外食チェーンなどでのコスト削減やインフラ合理化ニーズの増加が売上を後押ししています。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2025年12月期 通期):
- 売上高: 5,750百万円
- 営業利益: 600百万円
- 純利益: 425百万円
- EPS: 103.26円
- 中長期計画:
- 2025年12月期第1四半期の業績は、通期目標対して営業利益の進捗率が47.1%に達しており、順調に推移しています。
- 通期のARR目標42億円に対し、第1四半期時点で3,080百万円を達成しており、目標達成に向けて順調に進捗しています。
- 中期経営計画(FY2023-2025)に基づき、営業利益の継続的な成長(目標CAGR 25%)を目指しています。
- 海外展開の本格開始はFY2025以降を予定しています。
- マクロ経済の影響:
- サイバーセキュリティは経済産業政策(産業振興、経済安全保障)として重要視されており、この流れが国内製品の需要を拡大させる要因となっています。
製品やサービス
- 製品:
ALog
: データセキュリティ事業の主要製品で、セキュリティログ管理ソリューションです。国内サーバアクセスログ監査パッケージ出荷金額シェアで17年連続No.1を獲得しており、AIを活用したリスク自動判定機能とログ翻訳変換技術で特許を取得しています。Network All Cloud. (Verona)
: ネットワークセキュリティ事業の主要製品で、次世代セキュリティサービスエッジ (SASE) の統合SaaSです。従来のVPNに代わる強固なセキュリティを提供し、クラウド上から全ての通信をセキュア化します。
- サービス:
セキュサポ
: サイバー攻撃の自動検知と対処を行うサービスです。- サイバーセキュリティの包括的なサービスを提供しており、「統治」「特定」「防御」「検知」「対応」「復旧」の各フェーズで支援を行っています。
- 協業・提携: NTTコミュニケーションズ、NTTPCコミュニケーションズ、キヤノンマーケティングジャパンなどの大手販売店と提携しています。
重要な注記
- 会計方針: データセキュリティ事業における主力製品のオールサブスクリプション化により、会計処理が従来の売上の一括計上から月額計上形式に変更されました。これにより、一時的に会計上の売上剥落が生じる可能性がありますが、契約負債は増加しています。
- その他:
- 全社のARRは過去3年間(2022-2024)で+84.8%伸長しました。
- 営業利益は過去3年間(2022-2024)で2倍となり、2024年12月期は前年比+44.8%でした。
- 「ALog」の解約率は、従来の売切りモデルが14%程度であったのに対し、サブスクリプション移行後は1%前後と低水準を維持しています。
- 契約負債は2024年12月期に対して+45.7%増加しています。
- 販管費は売上高の成長(+33.9%)に対し+6.2%に抑制されており、効率的な販路開発が奏功しています。
- 企業としての強みは高い技術力、メーカーとしての利益力、サブスクリプションによる継続的な収益力です。
- 顧客満足度は90.7%で、ALogおよびNetwork All Cloudの解約率はそれぞれ0.7%、1.2%(2024年Q4)と低い水準です。
- 研究開発への意欲が高く、売上高に占める研究開発費の比率は4.7%と業界平均の約4倍です。
- 年間20回以上の製品・サービスリリースを行っています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4258 |
企業名 | 網屋 |
URL | https://www.amiya.co.jp/ |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
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