第54期(2025年3月期)決算説明資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 日本ラッド株式会社
- 主要事業分野: エンタープライズ製品の導入コンサルティングから開発、運用、保守、AI製品の開発、製造業向けDX事業を中核としたIoT製品の導入コンサルティングから開発、運用、保守、DataOpsプラットフォームの展開。
- 代表者名: 大塚 隆之
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月12日
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2025年3月期(本決算、第2四半期決算概要を含む)
- セグメント:
- エンタープライズソリューション事業: 各種システムの受託開発および導入コンサルティング、各種アプリケーションの開発支援、AIソリューション提案、ビッグデータ解析の構築支援等。
- IoTインテグレーション事業: プラットフォーム・ソリューション開発、ハードウェアを起点としたシステム製品の開発・販売、組込み系システムの受託開発、エッジAI開発等。
業績サマリー
- 主要指標 (2025年3月期 通期):
- 営業収益 (売上高): 4,356百万円 (前年同期比 +9.3%)
- 営業利益: 318百万円 (前年同期比 +19.4%)
- 経常利益: 390百万円 (前年同期比 +21.2%)
- 純利益 (当期純利益): 417百万円 (前年同期比 +27.2%)
- 進捗状況:
- 中期経営計画第1期目標対比 (2025年3月期予想と実績の比較):
- 売上高: 予想 3,863百万円に対し実績 4,356百万円 (達成率 13%)
- 営業利益: 予想 150百万円に対し実績 318百万円 (達成率 +112%)
- 営業利益率: 予想 5.2%に対し実績 7.3% (達成率 +2.1%)
- セグメント別状況 (2025年3月期 通期):
- エンタープライズソリューション事業:
- 売上高: 2,413百万円 (売上構成比 55.4%)
- 前年同期比: +1.2%
- IoTインテグレーション事業:
- 売上高: 1,942百万円 (売上構成比 44.6%)
- 前年同期比: +21.4%
業績の背景分析
- 業績概要:
- ポストコロナでのピークとなる旺盛な大口顧客のソフト開発ニーズへの重点対応と、製造業DXでのきめ細かい提案を実施。
- 大口顧客での継続開発と駆け込みニーズに全力で対応し、前年同期比で増収。
- DX事業は順調に伸長、メディカル事業も好調、エンベデッド事業も力強い収益貢献。
- 増減要因:
- 売上高: エンタープライズ事業における大口顧客での集中開発案件継続、DX事業の新規・継続案件伸長、メディカル事業の好調推移により増収。
- 営業利益: 物価高・人材採用コストの増大による賃金・外注費上昇の影響があったが、下期の駆け込み需要でカバーし増益、過去最高益を達成。
- セグメント別売上高増加要因:
- エンタープライズソリューション事業: 既存大型顧客からの駆け込み需要や開発案件増加の継続、BI事業の安定的な推移により微増。
- IoTインテグレーション事業: インダストリアルIoT分野及び医療IoT分野での既存・新規顧客からの受注増加、基幹システム開発ノウハウ連携による生産管理ソリューション提案・プラットフォーム・エッジプロダクトの組み合わせ提案の伸長、医療機関向け自動再来受付・呼び出しシステムの販売・開発が過去最高、自動車搭載セキュリティシステムや船舶搭載用ソリューションのロイヤリティ収入が安定的に成長貢献。
- 当期純利益: 繰延税金資産の増加による法人税等調整額の減少が大きく影響。
- リスク要因: 人件費・外注費を中心にコスト増要素が引き続き厳しい状況。
戦略と施策
- 現在の戦略 (中期経営計画第1期報告):
- 第二創業のドライブとして、3カ年中期経営計画を策定。全体方針の浸透、AIスキル・プロダクト開発を基軸とした新規プロジェクト体制の定着、採用・育成・リスキリングの好サイクルが実現。
- 重点戦略01: 選択と集中による収益力強化(高付加価値領域への人員配置)。特にkintone系開発人材へのチーム対応を進め、プロダクト化人材へのシフトを10名以上遂行。
- 重点戦略02: ノウハウのアセットへの昇華(人数で稼ぐから、プロダクトで稼ぐへの構造転換)。自前R&D・開発を前提とした社内リソース投入とパートナーを含めたマルチクラウド開発展開により、データハンドリングプラットフォーム「Dereva」のイニシャルリリースに繋がった。
- 重点戦略03: 将来成長に向けた戦略的投資(事業創出に向けた技術獲得)。連結体制に向けて着実に進捗、プロダクトシナジー型を中心としたM&A展開、当社IP(Dereva, konekti, kinterp)のR&D、コア開発、機能追加に80百万以上の投資、AI関連プロダクトの開発推進。
- 進行中の施策:
- DXに必須のDataOps運用を実現するデータ収集・加工・蓄積の自動処理プラットフォーム「Dereva」をリリース。中計3カ年計画の中核の一つであり、全ソリューション・提携サービスのエコシステム化を可能にするプラットフォームとして、1期目にコア部分をリリース。
- セグメント別施策:
- エンタープライズソリューション事業: AI開発、プロダクト導入などを軸にしたクライアントポートフォリオの組み換えを計画。
- IoTインテグレーション事業: 製造業向けDX事業でのCAGR20%による成長を維持しつつ、プラットフォームとエッジプロダクトの開発に注力。メディカル事業は56期に向けた準備期とする。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2026年3月期 予想):
- 売上高: 4,050百万円 (中計比 +1億)
- 営業利益: 163百万円 (中計比 -4千万)
- 経常利益: 224百万円
- 純利益: 165百万円
- 根拠: 54期・55期で期待売上を前倒し、来期55期は中計比で売上は増加するものの、採用費用を中心とした先行投資を強化し、営業利益は中計比で抑制。税効果部分を考慮した経常利益・純利益も抑えめとなるとの発表。
- 中長期計画: 中期経営計画の最終年度、その後のPh. II に向けた構造改革を鋭意取り組む方針。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向は現状維持の方針を掲げつつ、株主還元を重要指標として配当性向を向上させるよう努める所存。
- 配当実績 (年間配当):
- 2022年3月期: 10円 (中間5円、期末5円)
- 2023年3月期: 10円 (中間5円、期末5円)
- 2024年3月期: 10円 (中間5円、期末5円)
- 2025年3月期: 10円 (中間5円、期末5円) ※過去10年で最高益となったことを受け10円配当とした。
- 配当性向:
- 2022年3月期: 138.1%
- 2023年3月期: 18.7%
- 2024年3月期: 15.9%
- 2025年3月期: 12.7%
製品やサービス
- 製品:
- Dereva: データ収集と加工・蓄積を自動処理するプラットフォーム。製造シーンにおけるDataOps運用を実現。
- CCH Tagetik (経営管理プラットフォーム)
- kinterp (KintoneベースのERPソリューション)
- Dereva, konekti (IP): R&Dおよびコア開発。
- サービス:
- エンタープライズソリューション事業 (各種システムの受託開発、導入コンサルティング、アプリケーション開発支援、AIソリューション提案、ビッグデータ解析の構築支援)
- IoTインテグレーション事業 (プラットフォーム・ソリューション開発、ハードウェアを起点としたシステム製品の開発・販売、組込み系システム受託開発、エッジAI開発)
- 協業・提携: マルチクラウド開発展開においてパートナーとの協業を推進。
重要な注記
- リスク要因: 本資料の将来予測に関する記述は、作成時点の情報に基づくものであり、既知または未知のリスク、不確実性、その他の要因により、実際の業績や実績が乖離する可能性がある。財務上の予想値の達成可能性については明示的にも黙示的にも保証するものではない。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4736 |
企業名 | 日本ラッド |
URL | http://www.nippon-rad.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
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