2025年3月期 決算説明会資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: キッセイ薬品工業株式会社
- 主要事業分野: 医薬品事業
- 代表者名: 竹花泰雄
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月9日
- 参加対象: 個人投資家向け
- 説明者:
- 発表者: 代表取締役社長 竹花泰雄
- 発言概要: 2025年3月期(2024年度)決算説明
- 報告期間: 2025年3月期(2024年度)
- セグメント:
- 医薬品事業: 国内医薬品、海外ライセンス
- その他の事業: ヘルスケア食品、情報サービス事業、建設・施設メンテナンス事業、物品販売事業
業績サマリー
- 主要指標:
- 売上高: 88,330百万円 (前年同期比 16.9%増)
- 営業利益: 5,773百万円 (前年同期比 43.7%増)
- 経常利益: 6,974百万円 (前年同期比 13.5%増)
- 純利益: 11,961百万円 (前年同期比 7.2%増)
- 1株当たり利益: 274円 (2025年3月期実績)
- 売上総利益: 44,065百万円 (前年同期比 18.0%増)
- 販管費: 38,291百万円 (前年同期比 14.9%増)
- 研究開発費: 12,889百万円 (前年同期比 36.0%増)
- 進捗状況:
- 売上高、営業利益ともに過去最高を更新。
- 中期5カ年経営計画「PEGASUS 2020年度~2024年度」の計数目標に対し、売上高は目標870億円に対し実績883億円と達成。営業利益は目標90億円に対し実績57億円と未達。研究開発費は目標130億円に対し実績128億円と達成。ROEは目標5.0%に対し実績5.6%と達成。
- セグメント別状況:
- 医薬品事業: 売上高 75,299百万円 (18.9%増)。売上構成比85.2%。
- 国内医薬品: 63,975百万円 (15.6%増)。売上構成比72.4%。
- 海外ライセンス: 7,770百万円 (74.1%増)。売上構成比8.8%。
- ヘルスケア食品: 3,553百万円 (0.2%増)。売上構成比4.0%。
- その他の事業: 13,031百万円 (6.5%増)。売上構成比14.8%。
業績の背景分析
- 業績概要:
- 売上高は医薬品事業とその他の事業の増収により過去最高を更新。
- 営業利益は、研究開発費増加を増収が吸収し、増益を達成。
- 増減要因:
- 売上高増加要因:
- 医薬品事業: 国内医薬品の「ベオーバ」、新製品4剤(タブネオス、コルスバ、タバリス、カログラ)の伸長。海外ライセンスのリンザゴリクスおよびホスタマチニブの海外展開進展による技術料売上および輸出増加。
- その他の事業: 情報サービス事業、建設・施設メンテナンス事業および物品販売事業の増収。
- 当期純利益増加要因:
- 売上総利益の増加と売上原価率の改善。
- 特別損益における投資有価証券売却益の増加。
- 当期純利益減少要因:
- 研究開発費の増加(オルタシデニブ導入、開発テーマのステージアップ、新規創製品の臨床試験開始準備など)。
- その他の販管費の増加(新製品のプロモーション費用増加)。
- 営業外損益の悪化(有価証券評価損および為替差損の増加)。
- 法人税等の増加。
- 競争環境:
- 国内医薬品市場では主力製品群が伸長。
- 海外においてもライセンス契約や販売承認取得が進展。
- リスク要因:
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 中期経営計画「Beyond 80」(2025年度〜2029年度)を策定。
- アンメット・メディカル・ニーズにフォーカスし、世界の患者さんに新たな治療選択肢を提供することを目指す。
- 将来に向けた成長投資を活発化させ、自己資本の圧縮と株主還元の強化を目指す。
- 創薬テーマの拡充と成長ドライバーの獲得を目指し、国内販売、グローバル展開、CMC/製造、臨床開発、創薬研究、ライセンスインを強化。
- 国内医薬品の拡大と成長と海外ライセンス収入の拡大を推進。
- 進行中の施策:
- 研究開発:
- オルタシデニブの導入、開発テーマのステージアップ、新規創製品の臨床試験開始準備。
- 後期臨床ステージ開発4テーマ(リンザゴリクス、ロバチレリン、クレトスチモゲン、マツペキソール)の推進。
- 創薬プロセスの効率化・スピードアップ(低分子創薬の技術基盤強化、メディシナルケミストの業務革新、創薬プロジェクトの化合物創製期間短縮、オープンイノベーション推進)。
- デジタル技術の活用(分析分取精製システム、AI創薬システム導入、AI創薬ツール本格稼働)。
- オープンイノベーション推進(RNA標的創薬共同研究)。
- 海外展開:
- リンザゴリクスの海外事業化スキーム再構築(欧州での新発売、韓国・台湾でのライセンス契約締結)。
- ホスタマチニブの韓国での販売承認取得、台湾でのライセンス契約締結。
- セグメント別施策:
- 医薬品事業:
- 国内医薬品: ベオーバの泌尿器科領域でのプレゼンス強化、OAB第一選択薬としてのポジショニング確立(2025年度患者シェア50%以上目標)。
- 新製品4剤(タブネオス、コルスバ、タバリス、カログラ)の市場浸透と伸長。
- 希少疾病・難病領域への製品ラインアップ拡充(3品目から6品目へ)、がん領域参入を見据えた情報収集提供体制強化。
- その他事業:
将来予測と見通し
- 業績予想: (2026年3月期予想)
- 売上高: 91,500百万円 (前期比 3.6%増)
- 営業利益: 6,000百万円 (前期比 3.9%増)
- 経常利益: 7,400百万円 (前期比 6.1%増)
- 純利益: 12,300百万円 (前期比 2.8%増)
- 中長期計画:
- Beyond 80 (2025〜2029年度) 目標:
- 売上高: 1,100億円以上
- 医薬品事業売上高: 950億円以上
- 国内医薬品売上高: 805億円以上
- 海外ライセンス収入: 100億円以上
- ヘルスケア食品売上高: 45億円以上
- その他の事業売上高: 150億円以上
- 研究開発費控除前営業利益: 290億円以上
- ROE: 8.0%以上
- 自己資本: 2,000億円未満
- EPS: 400円以上
- 政策保有株式の対純資産比率: 10%以下
- 臨床開発テーマ: 10プロジェクト以上
配当と株主還元
- 配当方針:
- 利益配分に関する基本方針: 累進配当(普通配当)を継続するとともに、配当性向40%以上を目指す。
- 自己株式の取得・処分: 資本効率の向上と株主還元の拡充を図る。
- 配当実績:
- 2025年3月期: 1株当たり年間配当金 100円 (配当性向 36.5%)
- 2026年3月期(予想): 1株当たり年間配当金 120円 (配当性向 40.4%)
製品やサービス
- 製品:
- 国内医薬品 (ベオーバ、タブネオス、コルスバ、タバリス、カログラ) が主力製品。
- 開発パイプライン (国内):
- リンザゴリクス (子宮筋腫、子宮内膜症): 2025年2月に国内承認申請、2025年3月に国内PⅢ試験開始。
- ロバチレリン (脊髄小脳変性症): 2025年3月にPⅡ試験追加開始。
- クレトスチモゲン (筋層非浸潤性膀胱がん): 国際共同PⅡ試験で良好な臨床成績取得。
- マツペキソール (パーキンソン病): 2024年8月より国内後期PⅡ試験開始。
- オルタシデニブ (急性骨髄性白血病): 2024年9月に技術導入契約締結。
- Beyond 80期間中に上市を目指す4品目6適応症:
- リンザゴリクス (子宮筋腫、子宮内膜症)
- クレトスチモゲン (高リスク/中リスク筋層非浸潤性膀胱がん)
- ロバチレリン (脊髄小脳変性症)
- オルタシデニブ (急性骨髄性白血病)
- 協業・提携:
- リンザゴリクス: セラメックス(英国)、JWファーマ(韓国)と海外ライセンス契約。
- ホスタマチニブ: 台田薬品(台湾)、JWファーマ(韓国)と海外ライセンス契約。
- オルタシデニブ: ライジェルより導入。
- クレトスチモゲン: CGオンコロジー、国際共同第Ⅲ相臨床試験。
- ロバチレリン: 塩野義製薬より導入。
- シロドシン: エーザイと提携。
重要な注記
- リスク要因: 本資料記載の将来見通しは、既存の情報や様々な動向について2025年5月時点での分析に基づいているため、実際の業績は、事業に及ぼすリスクや不確定な事柄により見通しと異なる可能性がある。
- その他: 医薬品(開発中のものを含む)に関する情報が含まれているが、その内容は宣伝広告、医学的アドバイスを目的としているものではない。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4547 |
企業名 | キッセイ薬品工業 |
URL | http://www.kissei.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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