2024年度第3四半期決算説明資料
保土谷化学工業株式会社の2024年度第3四半期決算説明資料の内容を、個人投資家向けにまとめました。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 保土谷化学工業株式会社
- 主要事業分野: 有機EL材料、色素材料、イメージング材料、先端材料、樹脂材料、建築材料、特殊化学品、工業薬品、農薬・農業資材、物流関連
- 説明会情報:
- 説明者:
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2024年度 第3四半期累計 (資料より、2023年4月1日~2023年12月31日の期間と推測されます)
- セグメント:
- 機能性色素: 有機EL材料(輸送材料、発光材料、表面保護材料)、バイオ材料、色素材料(アルミ着色用染料、文具用染料、カラートリートメント用染料、食品添加物)、イメージング材料(トナー用電荷制御剤、有機光導電体材料)、先端材料(カラーフィルター用染料、近赤外吸収材料、有機太陽電池材料)
- 機能性樹脂: 樹脂材料(ウレタン原料、接着剤、剥離剤)、建築材料(土木・建築用の防水・止水材料、防水・止水工事)、特殊化学品(医薬・樹脂材料・電子材料用の各種中間体)
- 基礎化学品: 工業薬品(過酸化水素および誘導品、その他工業用基礎原料)
- アグロサイエンス: 農薬・農業資材(除草剤、殺虫剤、酸素供給剤)
- 物流関連: 倉庫業、貨物運送取扱業、ISOタンクコンテナ保管事業
業績サマリー
- 主要指標(2024年度第3四半期累計 vs 2023年度第3四半期累計):
- 売上高: 37,239百万円 (前年同期比 +5,596百万円)
- 営業利益: 4,584百万円 (前年同期比 +2,171百万円)
- 経常利益: 4,682百万円 (前年同期比 +1,670百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,883百万円 (前年同期比 +1,319百万円)
- 進捗状況(2024年度通期業績予想に対する第3四半期累計の達成率):
- 売上高: 74% (予想: 50,000百万円)
- 営業利益: 83% (予想: 5,500百万円)
- 経常利益: 85% (予想: 5,500百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 87% (予想: 3,300百万円)
- セグメント別状況(2024年度第3四半期累計):
- 売上高:
- 機能性色素: 20,213百万円 (前年同期比 +4,914百万円)
- 機能性樹脂: 6,331百万円 (前年同期比 +217百万円)
- 基礎化学品: 5,769百万円 (前年同期比 △90百万円)
- アグロサイエンス: 3,441百万円 (前年同期比 +417百万円)
- 物流関連: 1,359百万円 (前年同期比 +135百万円)
- その他: 125百万円 (前年同期比 +2百万円)
- 営業利益:
- 機能性色素: 4,001百万円 (前年同期比 +1,989百万円)
- 機能性樹脂: 4百万円 (前年同期比 △17百万円)
- 基礎化学品: 261百万円 (前年同期比 +111百万円)
- アグロサイエンス: 56百万円 (前年同期比 +13百万円)
- 物流関連: 256百万円 (前年同期比 +75百万円)
- その他: 2百万円 (前年同期比 △0百万円)
- 売上高:
業績の背景分析
- 業績概要:
- 売上高は、特に機能性色素セグメントにおける有機EL材料の販売が拡大したことにより、前年同期比で増収となりました。
- 営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も、主に有機EL材料の販売拡大を背景に、それぞれ前年同期比で増益となりました。
- 為替影響(円安)が売上高に233百万円のプラス寄与をしました。
- 増減要因:
- 売上高の主要増加要因: 有機EL材料、色素材料、アグロ関連製品の販売増が寄与しました。
- セグメント別:
- 機能性色素: 有機EL材料は、スマートフォン向け需要は第3四半期に減少が見られましたが、上半期のタブレット端末向け需要の伸長が大きく寄与し、累計では大幅な増収となりました。色素材料もスマートフォンやその他汎用品向けの需要増加、文具用染料の堅調さにより、事業全体で増収となりました。イメージング材料はプリンター向け需要が海外を中心に回復し増収でした。
- 機能性樹脂: 樹脂材料では一部販売増製品があったものの、ウレタン材料の市況低迷が影響し減収となりました。剥離材や医薬向けの需要回復により、特殊化学品は前年同期並みでした。建築材料は大型商業施設でのウレタン防水工事の受注により増収でした。
- 基礎化学品: 過酸化水素は紙パルプ向け販売は増加しましたが、半導体向け需要の回復が遅れ、前年並みとなりました。過炭酸ナトリウムは主要顧客の生産調整の影響を受け減収でした。
- アグロサイエンス: 除草剤は鉄道用や家庭園芸向け、ゴルフ場向けで需要が回復し、大幅な増収となりました。
- 物流関連: 輸出等の荷動き堅調と、国内の危険物保管事業の取り扱い増加により、増収となりました。
- リスク要因:
- 為替レートは、ドル平均153.07円、韓国ウォン平均0.1110円でした。
- 第3四半期においては、有機EL材料事業における子会社の事業投資費用負担増加や、スマートフォン向け需要減少が業績に影響を与えました。
戦略と施策
- セグメント別施策:
- 機能性色素: 有機EL材料、色素材料、イメージング材料の販売拡大に注力しています。
- 機能性樹脂: 建築材料では、大型商業施設向け防水工事の受注入札を推進しています。
- アグロサイエンス: 除草剤の需要を積極的に獲得しています。
- 物流関連: 危険物保管事業の取り扱い拡大を図っています。
将来予測と見通し
- 業績予想(2024年度連結業績予想:11月13日時点):
- 売上高: 50,000百万円
- 営業利益: 5,500百万円
- 経常利益: 5,500百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 3,300百万円
- 根拠:
- 第2四半期累計(上半期)時点における有機EL材料を中心とした機能性色素セグメントの大幅な増収・増益に基づき、2024年11月13日に業績予想を上方修正しました。
- しかし、当第3四半期においては、有機EL材料事業で子会社の事業投資費用負担が増加したことや、スマートフォン向け需要の減少、上半期の増収・増益に対する各種調整が影響し、第1四半期および第2四半期比では減収・減益となりました。
- 第4四半期における有機EL材料の需要は第3四半期と同様の傾向が続くと想定されますが、機能性色素セグメント以外の各セグメントの状況も踏まえ、通期業績予想は今回据え置かれました。
- マクロ経済の影響:
- 為替の円安基調は売上高にプラスに作用していますが、有機EL材料の投資負担やスマートフォン需要の減少といった特定の市場動向が業績に影響を与えています。半導体向け需要の回復遅れやウレタン材料の市況低迷も一部セグメントに影響しています。
製品やサービス
- 製品:
- 有機EL材料: ディスプレイや照明に使われる輸送材料、発光材料、表面保護材料、バイオ材料などを提供。
- 色素材料: アルミ着色用染料、文具用染料、カラートリートメント用染料、食品添加物など、幅広い用途の染料。
- イメージング材料: プリンター用トナーの性能を左右する電荷制御剤や有機光導電体材料。
- 先端材料: カラーフィルター染料、近赤外線吸収材料、有機太陽電池材料など、最新技術を支える材料。
- 樹脂材料: ウレタン原料、接着剤、剥離剤など。
- 建築材料: 土木・建築工事で使われる防水・止水材料及び工事。
- 特殊化学品: 医薬・樹脂材料・電子材料の製造に使用される中間体。
- 工業薬品: 過酸化水素とその誘導品、その他製造プロセスに不可欠な基礎原料(過炭酸ナトリウム、過酢酸など)。
- 農薬・農業資材: 除草剤、殺虫剤、酸素供給剤など。
- サービス:
- 物流関連: 倉庫業、貨物運送取扱業務、ISOタンクコンテナ保管業務。
重要な注記
- リスク要因:
- 有機EL材料事業における子会社での事業投資費用の負担増加。
- スマートフォン向け需要の減少傾向。
- 半導体向け需要回復の遅れ。
- ウレタン材料の市況低迷。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4112 |
企業名 | 保土谷化学工業 |
URL | http://www.hodogaya.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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